《なんもない》一日。

久しぶりに、友人と電話。こんな時間まで。


遠く離れたところに住んでるから、滅多に会うことは出来ないが、


電話越しでも喋るとあの頃の光景が蘇って来て、懐かしいような、楽しいような気分になる。


何時間も付き合ってくれて、ありがとう。


良き友人に恵まれました。


今日は、色んなところから友人の温かさを感じる一日だった。


少し悩んでいたことを相談したり、くだらない話をしてお腹が痛くなるくらい笑ったり…


色んな友だちと、電話越しに喋っていた。


独りぼっちで篭り続けていたら最近出来ていなかった、何気ない毎日を生きる幸せを、今日はすごく感じられていた。


ありがとう。


ここ一週間くらい失っていた、平凡な毎日を過ごせたように感じる。


そんな平凡さを愛おしいと感じられた。


個性が無いと言われ、個性だけが欲しくて、平凡さを憎らしく感じることもあったけど。


でも、それでも、


今、愛おしいと感じられる。


平凡が無ければ、個性は無い。


そう思うと、平凡さも立派な個性のうちの一つだし、素敵なものだと思う。



不思議の国のアリスにも、「なんでもない日、おめでとう!」というものがある。


「なんでもない、というものがある」


その奇跡が、きっと、毎日を生きるしあわせになってくれているんだろうな。


きっと今日もまた、何処かで誰かが生まれて大切な日になる一方で、誰かがなんでもない日を生きている。


なんでもない日があるから、誰かになにかある日が大切な一日になる。



ありがとう。なんでもない日。




…いつか、電話越しじゃなくて居酒屋で、わいわい楽しみながら、今日みたいな会話ができたらいいなぁ。


その、なんでもない日が来るまで。


精一杯。


明日は来るから。



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一週間くらい前に、移動中に見つけて思わず撮っちゃったサクラの木。